予防歯科とは

痛みが出てから歯医者に行くではなく、良好な状態を維持・継続するために歯科医院に行くという考えに変えてみてはいかがでしょうか?これが予防歯科の考え方です。

むし歯の場合、初期の段階では削らず様子を観る場合も多いです。定期的に確認して進行するようでしたらその時点で処置を行う。進行しないのであれば削る必要は有りません。
歯周病の場合、完治しない場合でも進行を極力遅らせる事が可能です。
しかし、これらは定期的に診させていただいているからこそできる事なのです。

定期予防処置(メインテナンス・SPT)

実際行う治療としては歯周病・むし歯に関連する古いプラーク(歯垢)を徹底的にコントロール・リセットする定期予防処置・リスク低減治療です。 定期予防処置(予防歯科)は古い毒性が強くなってしまった歯垢(プラーク)を新しい毒性が弱い歯垢(プラーク)に最低3ヶ月(70日~90日)に1回入れ替える(リセット)事、細菌叢(フローラ)の質を変える事によりむし歯・歯周病のリスクを低減する処置です。


メインテナンスとは

歯周病を再発させず、健康な状態を維持(歯周ポケットが全て3mm以内になった)していくための定期的な治療のことです。


SPT(サポーティブペリオドンタルセラピー)とは

歯周病安定期治療(全ての歯周ポケットは3mm以内にはなっていないが安定している)のことで、病状安定となった歯周組織を維持するために行う定期的な治療です。根分岐部病変が有る場合は必ずSPTが必要です。

かかりつけ強化型歯科診療所で出来る事

当院は、平成29年1月「かかりつけ強化型歯科診療所」の施設基準の認定を受けました。かかりつけ強化型歯科診療所とは、平成28年4月に厚生労働省が新たに定めた制度です。かかりつけ歯科医に認定された診療所では、むし歯や歯周病予防に関する診療(メインテナンス・SPT)を保険適用で行うことができます。


初期むし歯予防

初期むし歯(エナメル質初期う蝕)への予防として、フッ化物歯面塗布を保険内で受診できます。同時に口腔内カラー写真の撮影を行い、必要に応じて、プラークコントロール、機械的歯面清掃又はフッ化物洗口の指導を受けることができます。


月1回の歯周病安定期治療(SPT)

歯周病治療の安定期における各種治療(歯周組織の状態を維持するためのプラークコントロール、歯周病検査、口腔内写真検査、スケーリング、スケーリング・ルートプレーニング、機械的歯面清掃(PMTC)など)を1ヶ月毎に保険診療で行う事ができるようになりました。

予防歯科の流れ(通常1回~数回程度) *3年に1度お口全体のレントゲン撮影

1.日常生活・体調の変化に関する問診
2.口腔内の(むし歯・歯周ポケット・咬み合わせ)チェック
3.ハンドクリーニン・PMTC・歯石除去・ブラッシング指導
4.フッ素塗布

患者さんには、よくこんなたとえ話をしています。

「歯磨きは毎日の掃除で、歯科医院での予防処置は業者の清掃。
定期的にプロに大掃除をしてもらうと、いつもキレイで健康なお口でいられますよ」。


クリーニングをすると、むし歯や歯周病を予防できるのはもちろん、お口の中がリセットされたような爽快感を味わえます。ぜひ、リフレッシュするつもりでメインテナンス・SPTを受けてみませんか?美容院や理髪店に行くような気軽さでいらしてください。

歯を守るには、細菌(歯垢)のコントロールと力のコントロールが必要。
毎日歯を磨いて清潔な状態を保つ、それだけでは歯を守ることはできません。

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