根管治療とは?

「根管」とは、歯の中にある歯髄(神経や血管)の入っている細い管のことを言います。
根管治療とは、むし歯や歯の破折が原因でバイ菌が歯髄(神経や血管)に感染してしまった場合、根管の中の歯髄(神経や血管)や汚染された象牙質を取り除き、根管の中を清掃し、消毒する治療のことを言います。
歯髄(神経や血管)を除去した後、そのままになっていたり、薬の充填が不完全な場合、バイ菌が根の中で繁殖し、根の先にまで感染が及ぶと骨も溶かしてしまう可能性があります。
根の治療は建築の基礎工事と類似しています。かぶせ物(冠)の仕上がりがどんなに美しくても、基礎工事の根管治療が不充分であれば、それは見た目だけの美しさにほかなりません。歯を長く機能させるためにも根管治療が必要です。

症例

術前

レントゲンで黒く見える所が、骨が溶けて膿んでいる所です。

術後

4年後、根の先端の病気が小さくなってきました。
骨は再生し、元通りになっています。